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社会人からパイロットになる方法③|事業用・計器飛行証明の取得、就職までの戦略

キャリア

「Beyond the Horizon(地平線の彼方へ)」 — それは、新しい未来へと挑戦するすべての人へのメッセージ。

パイロットになる夢を追い、自家用操縦士(PPL)を取得したあなたは、次のステップへと進むべきかどうかを真剣に考えることでしょう。

しかし、ライセンスを取るだけではゴールには届きません。

事業用・計器・多発のライセンスを取得し、エアラインへの就職を勝ち取るには、計画的な戦略と強い意志が不可欠 です。

本記事では、特に働きながらライセンスを取得する方法、FAAからJCABへの書き換え、エアライン就職への現実的な道筋、そして日本での採用が難しかった場合の海外就職の選択肢 まで解説します。


1. 自家用操縦士取得後に考えるべきこと

自家用操縦士(PPL)を取得した段階で、多くの方が直面する問題があります。

  • このまま次のライセンスに挑戦すべきか?
  • どの訓練校を選ぶべきか?
  • 訓練の費用捻出は可能か?
  • 働きながら訓練を続ける方法は?

ここでは、特定の訓練校の推薦は行いませんが、状況を踏まえたうえで冷静に判断することをおすすめします。


📚 自家用ライセンス取得後

自家用操縦士まで取得した後、次のステップとして考えるべきライセンスは以下のとおりです。(JCAB)

  • 事業用操縦士(CPL)
  • 計器飛行証明(IR)
  • 多発限定(ME)
  • 第一種航空身体検査
  • 航空英語能力証明(レベル4以上)

これらを揃えて初めて、エアラインの未経験者採用への応募資格 を得ることができます。

➡️ 重要なのは、「ライセンス取得=就職」ではないという現実を理解すること です。


2. FAAとJCAB|ライセンス取得の現実と戦略

✅ FAAフルライセンス取得の検討

働きながらライセンス取得を目指す場合、自家用操縦士の後も FAA(米国連邦航空局) のフルライセンスを取得することを検討しても良いでしょう。

📌 FAAで訓練を行うメリット

  • 為替次第ではコストを抑えられる(ただし、最近は円安の影響も考慮する必要あり)
  • 柔軟なスケジュールで仕事を続けながら訓練が可能
  • 訓練単価の安い海外で一通りの勉強をすることができる
  • 英語環境で飛ぶため、英語力も向上
  • フルライセンス取得後、JCABへの切り替え試験は一部科目免除

➡️ FAAのフルライセンス取得後に、JCABへの書き換え訓練を行うのが合理的なルートです。

ただしトータルでの費用は自家用+時間付けからの国内訓練に比較して若干嵩みます。

しかし「仕事を続けながら」各種ライセンスを取得する場合はこの方が両立しやすい場合が多いです。

注意点>
最近では、ライセンサーの募集形態が大きく変化 しています。

かつては広く募集されていたものが、最近では提携校からの推薦スタイルにシフトし、
ライセンス所持だけでは応募すらできないケースも増えている という現実があります。

➡️ JCABライセンス取得を視野に入れるなら、日本の訓練校選びは慎重に行うべき です。


✅ JCABライセンスへの書き換えと戦略

日本でエアライン就職を目指す場合、最終的に必要となるのは JCAB(国土交通省航空局)ライセンス です。

📌 JCABへの書き換えステップ

  1. FAAのフルライセンスを取得(事業用・計器・多発)
  2. JCAB学科試験合格
  3. JCAB訓練校で書き換え訓練実施
  4. JCABの実技試験合格
  5. JCABライセンス取得完了

➡️ JCABライセンス取得後に初めて、日本のエアライン未経験者採用に応募することができます。

➡️ JCAB訓練も週末等を利用して、仕事を続けながら訓練に対応してくれるところもあります。


3. 日本での就職が難しかった場合の海外就職の可能性

日本国内のエアライン採用は、年齢制限や競争率の高さなどの要因で難しくなる場合があります。個人の能力もさることながら、この業界は本当にタイミングの要素も大きいのが現実です。

しかし、FAAのフルライセンサーであれば、型式限定(Type Rating)やATP(航空運送操縦士)を取得することで、海外での活躍の可能性も生まれます。

📌 海外就職の可能性を広げるステップ

  1. FAAフルライセンス取得(CPL・IR・ME)
  2. 型式限定(Type Rating)を取得(B737・A320など)
  3. ATP(航空運送操縦士資格)を取得
  4. 海外のエアライン・チャーター会社・ビジネスジェット企業に応募

➡️ 英語圏(アメリカ・カナダ・オーストラリア・中東)では、FAA ATPを持つパイロットの求人が多数あるため、日本以外でのキャリアも視野に入れるべきです。

➡️ https://pilotsglobal.com/ などのサイトから、どの程度のライセンス、経験があるパイロットが世界的に求められているかが分かります。


まとめ|Beyond the Horizonが伝えたいこと

ライセンス取得はゴールではなく、スタートラインにすぎません。

🚀 パイロットを目指すための戦略的ステップ
仕事と訓練を両立させ、無理のないスケジュールを組む
ライセンス取得後の就職戦略を訓練初期段階から考える
日本だけでなく、海外就職の可能性も視野に入れる

ライフプランに合わせた選択をしながら、
Beyond the Horizon —— 地平線のその先へ、一歩ずつ進んでいきましょう。 ✈️✨

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