私の周りは、恋の話でいっぱいです。
特別な話題というより、
気づけば自然とそういう話になっている、という感じでしょうか。
今日の乗務の話をして、次のシフトを確認して、
その流れで「そういえばさ…」と恋の話が始まる。
CAの職場では、そんな光景は珍しくありません。
情報は、わりと自然に共有されています
昇格したばかりのFOさんや、
独身のパイロット、整備士さんの話。
誰かが大きな声で言うわけでもないのに、
なぜかみんな知っている。
でもそれは、噂話というより
「そうなんだね」と共有されているだけ。
盛り上がることはあっても、
誰かを取り合うような雰囲気はありません。
本人たちも、たぶん分かっています
パイロットの人たちは、
自分たちが多少モテることを
ある程度は分かっていると思います。
だからといって、
特別な態度を取るわけでもなく、
大げさに振る舞うわけでもない。
CA側も同じで、
話題にはするけれど、深追いはしない。
この距離感が、
この職場らしさなのかもしれません。
恋は、いつの間にか始まっています
「告白されたらしいよ」
「いつ付き合い始めたの?」
そういう話は、実はあまり聞きません。
気づいたら、
「あの二人、そうだったんだ」ということの方が多い。
仕事がやりにくくなるから、
あえて公にしないカップルもいます。
隠しているというより、
言う必要がないだけ。
それもまた、
この業界ではよくある話です。
職場の外では、よく言われます
友達からは、
「パイロット紹介して」
と、よく言われます。
冗談半分で、
でも少し本気。
ただ、現実はなかなかうまくいきません。
私たちはシフト勤務。
時間が合わないんです。
やっと休みが合いそう、と思ったら、
どちらかが乗務。
そんなことの繰り返し。
それでも、今日も話題になる
恋の話は賑やかです。
本当に、いつもしています。
でも私たちの毎日は、結局シフト次第。
次の便の話をして、
次の休みを確認して、
そのついでに恋の話もしている。
それくらいの距離感が、
いちばん心地いいのかもしれません。

