「パイロットの彼って、やっぱり憧れる」
高収入、スマートな制服姿、国際的なイメージ…。恋愛対象として、パイロットが大人気なのも頷けます。
実際、自己紹介で「職業はパイロットです」と言うだけで、その場の空気が変わる――なんて話はアルアルで同性からもモテたりします。
でも、本当に“パイロットの恋人”になるには、キラキラした憧れだけでは乗り越えられない、意外なリアルがあるんです。

パイロットはモテる。でも恋愛はしにくい?
確かにパイロットは恋愛市場では人気職業。でも実際は「いろんな女性と付き合った」なんて人は少ないんです。
というのも、今の航空業界は深刻な人手不足。パイロットたちは毎日フライトや勉強に追われ、法で定められた最低限の休みしか取れないことも珍しくありません。
夜勤、時差、国際線となれば、家にいる時間も激減します。審査前は必死に勉強しなければなりません。
つまり、そもそも出会いの場が少ないんです。
SNSでは「パイロットが合コンでモテまくり」なんて書き込みも見ますが、リアルなパイロットの生活を知っていると、そんなに頻繁に合コンに参加できるわけがないのです。

「職場恋愛が多い?」…実はそうでもない
「じゃあCAさんや空港スタッフと付き合ってるんじゃないの?」
そんなイメージもありますが、実際には職場が近すぎるがゆえに恋愛しづらいという声もあります。
とくに、グランドスタッフや他の部署の方がパイロットとお付き合いすると、社内の人間関係に気を使う場面も。
もちろんすべての職場がそうというわけではありませんが、航空業界ならではの複雑さもあることを知っておいて損はありません。

「高収入=安定」ではない、パイロットの現実
“安定してる”“かっこいい”というイメージが強いパイロットですが、実は彼らには定期的な航空身体検査や技量審査等が課せられており、それをクリアできなければ飛行機に乗れません。
日々の食生活、体調管理、睡眠、すべてに気を遣う生活で、どちらかというとアスリートと付き合う感覚に近いと思った方が良いかもしれません。
特に身体検査前は大好きな食べ物も我慢、お酒も控えめ。しかも忙しくて連絡がまめにできない…なんてこともしょっちゅう。(身体検査マニュアル:https://aeromedical.or.jp/manual/index.htm)
付き合い始めは「かっこいい!」「素敵!」と思っていても、いざ関係が深まると、「こんなに大変だと思わなかった…」とギャップに悩む女性も少なくありません。
『パイロットの仕事に就いてどのくらい知ってる?』と聞かれて、『飛行機を操縦している職業』以外に答えられる人はほとんどいないと思います。パイロットは飛ぶ以外でもいろいろな仕事を抱えています。
パイロットには、”支え合える関係”が必要
では、「やっぱりパイロットとの恋はやめた方がいいの?」と思われるかもしれませんが、それは違います。
実際、多くのパイロットたちが素敵なパートナーと出会い、しっかり恋をして、家庭を築いています。
ただ大切なのは――
パイロットという仕事の特性を理解し、尊重し合える関係を築けるかどうか。
華やかさに惹かれるだけではなく、
・パイロットの仕事の特殊性を理解するようにする
・健康管理に配慮して、一緒に過ごす時間を大切にできる
そんな「覚悟と愛情」が必要なんです。
恋人からの仕事の話に真剣に耳を傾けるとともに、自分なりに色々勉強してみるのも良いかもしれません。特に食事を考えてくれるパートナーは有り難いの一言に尽きます。
パイロットは大変なことも多いですが、自分の仕事に想像以上に責任と誇りを持っている人がほとんどです。
恋愛が仕事に悪影響だと判断すれば、迷わず恋愛を諦める選択をする人種でもあります。
👩✈️ 女性パイロットにも言えること
これは、男性だけでなく女性パイロットにも言えること。
飛行機を操縦しながら家庭も築くには、家事・育児を“支え合える”パートナーの存在が不可欠です。
「家のことは全部任せた」なんて考えの男性では、パイロットという責任ある仕事を続けることは難しい。
だからこそ、“共に人生を歩める人”を選ぶことが本当に大事なんです。

憧れだけでなく、真剣に向き合う恋を
パイロットは確かにモテます。
でも、モテるだけでは続かない恋もある。
だからこそ、お互いを思いやり、支え合える関係を築けたら、それはとても深くて温かい恋愛になるはずです。
「パイロットと付き合いたい」
パイロット達も『素敵な相手を見つけたい』と思っています。
その気持ちの先にある、“本当に幸せな恋”を見つけてくださいね。