全日本空輸(ANA)が、2025年10月以降の入社を対象に、既卒の客室乗務員(CA)を約240人採用すると発表しました。
これは、近年では最大級の採用規模。
社会人経験者や他業種からのキャリアチェンジを目指す人にとって、大きなチャンスが巡ってきました。
コロナ期間中、CAの応募ができなかった皆さんには待望の募集になりますね。
■ エントリーは6月18日まで、6日にはウェビナーも開催
今回の採用は正社員(長期雇用)としての募集で、勤務地は羽田空港をベースに、国内外の事業所となります。
応募締切は2025年6月18日(水)17:00まで。
応募に先立ち、6月6日にはオンラインウェビナーも実施され、プレエントリー済かつ応募資格を満たしている人であれば誰でも参加可能です。

■ 応募資格と選考フロー
応募できるのは、6月末時点で専門学校、高専、短大、大学、大学院を卒業している人(学部・学科不問)。TOEIC600点程度またはGTEC Business公開会場版-LR260点程度の英語力が“望ましい”とされていますが、必須ではありません。
また、乗務に必要な体力を有していることや、羽田・成田両空港に公共交通機関で2時間以内に通勤可能な場所への居住が条件となっています。
選考は書類審査から始まり、集団面接、個人面接、SPI、身体検査などを経て内定が決定。
選考日程は以下の通りです。
- 一次選考:7月12日〜15日
- 最終選考:7月25日〜28日(予定)
※変更の可能性あり
■ 月収モデルと待遇
給与は学歴によって異なりますが、大卒・高専専攻科卒の場合、基本給192,221円+職務調整手当30,000円=月額222,221円が予定されています。
これに加え、乗務手当(約4万円/月80時間乗務想定)、住宅手当、家族手当、深夜・土日勤務手当なども支給され、福利厚生も充実しています。

■ ANAで働くことの魅力
ANAといえば、長年にわたり「おもてなしの心」を世界中の空で提供し続けてきた、日本を代表する航空会社。
CAとして働く魅力は、単に機内サービスを提供することだけでなく、多国籍の乗客と接し、世界を舞台に人と人とをつなぐ架け橋になれる点にあります。
また、ANAはCAに対しても積極的なキャリア形成を支援しており、将来的には国際線での活躍や、教育・マネジメント部門へのステップアップも可能です。
「ただの接客業」では終わらない。空のプロフェッショナルとして、自分を成長させられる環境が整っています。
■ 航空業界全体で進む“人材再確保”
新型コロナウイルスによる影響で、一時は採用凍結や退職者の増加が進んだ航空業界。
しかし今、国際線の需要回復とともに再び人材確保の動きが加速しています。
特に客室乗務員の現場では、「人手が戻らない」という声が国内外で聞かれ、航空各社とも既卒採用・再雇用に力を入れている状況です。
このような背景から、ANAの大規模な既卒採用は、業界全体の回復と今後の発展を象徴する動きと言えるでしょう。

■ キャリアチェンジを目指すあなたへ
「CAになりたい」という夢を持っていながら、タイミングが合わずに就職できなかった人。
あるいは一度は別の業界に進んだものの、やはり「空で働きたい」と感じている人――
今こそ、その思いを実現するチャンスです。
社会人経験は、むしろ武器になります。ANAは、多様なバックグラウンドを持つ人材を歓迎しています。
■ 最後に:準備は早めに
今回の採用は、「やってみたい」と思ったその瞬間が勝負です。
エントリーには動画や写真の提出もあるため、早めの準備がおすすめ。
まずはプレエントリーとウェビナーの申し込みから始めてみましょう。