「パイロットと付き合ってるって、なんかキラキラしてそう〜!」なんて言われるけど、実際はちょっと違うようです。
飛行機のように、恋愛も順調に飛んでくれたらいいけれど、現実は気流の乱れも多めかもしれません。
今回は、そんな”空の男”と地上で恋を育むカップルにお話を伺いました。
登場人物紹介
🧴 ミサキさん(29):美容系勤務。交際歴3年。彼のことは「わかってるようで、わからない」と笑う。
✈️ ユウタさん(36):国内大手航空会社勤務。副操縦士6年目。飛行機とラーメンが好き。

出会いは、まさかの姿勢の良さ?
― おふたりの出会いを教えてください!
🧴 ミサキ「友達の紹介で食事会に行ったら、隅っこでやたら姿勢がいい人がいて(笑)それがユウタでした。」
✈️ ユウタ「姿勢がいいのは訓練の賜物です(笑)。でも、ミサキの第一印象は“話しやすい人だな”って。」
🧴 ミサキ「私は“この人…真面目そうだけどたぶん変わってるな”って思いました。」
― パイロットだと知った時の印象は?
🧴 ミサキ「正直びっくりしました!“え、本当に本物いるんだ…”って(笑)」
✈️ ユウタ「“モテそう”ってよく言われますけど、日々フライトと訓練や審査で瀕死なんですよ(笑)」
これはもはや『機体説明会』?パイロット彼氏あるある
― 日常での“パイロット彼氏あるある”ってありますか?
🧴 ミサキ「夜中の3時に『今から寝るね、おやすみ』ってLINE来るのは当たり前(笑)あと、飛行機乗ってる時に“この機材の特徴は〇〇で…”って、もはやデートじゃなくて機体説明会です。」
✈️ ユウタ「職業病ですね(笑)。つい語りたくなっちゃうんです。」
🧴 ミサキ「たまに“大丈夫かな…”とか旅行中につぶやくのも怖いから黙ってて(笑)あと天気の話ももういいかも(笑)」

それでも惚れ直す瞬間がある
― そんな中で、惚れ直す瞬間は?
🧴 ミサキ「制服姿でゲートに入っていく背中を見たとき。“私の彼、かっこよ…”ってなります。」
✈️ ユウタ「え、そんなふうに思ってくれてたの?」
🧴 ミサキ「たまには褒めてあげないとね(笑)」
会えないのが当たり前。だからこそ工夫がいる
― やっぱり、会えない時間も多いですよね。
🧴 ミサキ「ほんとそれ。普通のカップルみたいに『週末は毎週一緒』とかは無理なので、最初はちょっと寂しかったです。」
✈️ ユウタ「僕もフライト中は電波もないし、LINEの返事ができないときは申し訳ない気持ちになります。」
🧴 ミサキ「でも最近は、お互いの“ひとり時間”も大事にするようになりましたね。趣味に没頭したり、自分の生活を充実させるのがコツです。スタンバイが稼働しなくて、急に時間が取れた時も嬉しいですね!」
✈️ ユウタ「たまに『今日は空いてるよ!』って言われた時の嬉しさは、なかなかのもんですよ(笑)」

パイロットの彼と上手に付き合う3つのコツ
🧴 ミサキ「個人的にはこの3つがポイントです!」
- フライト前は笑顔で送り出す
- 信頼を育てる。変な妄想に振り回されない
- 会える時間はとにかく“濃く”過ごす
✈️ ユウタ「付き合いも2年目以降は訓練や審査のことも理解してくれて、ありがたいなと思います。」
🧴 ミサキ「審査前のピリピリ度は半端ないよね。(笑)あと身体検査前も大変そう。」
✈️ ユウタ「審査や試験・検査が多くて、学生時代がずっと続く感じだね。」
🧴 ミサキ「父から、仕事の前は何があっても『笑顔で送り出せ!』って言われてます。」
未来の話。結婚ってどう思う?
― おふたりは将来のことも考えていますか?
🧴 ミサキ「最近ちょこちょこ、そういう話も出ますね。安定した職業ではあるけど、生活が“普通”ではない分、イメージを少しずつ擦り合わせてる感じです。」
✈️ ユウタ「結婚後も仕事は続くので、家庭をどう支えるかは話し合いが必要だなと感じてます。あと、育児とかね。育児とフライトは同時にできるのか…(笑)」
🧴 ミサキ「そこはこっちが操縦します!(笑)」
✈️ ユウタ「毎年の訓練に加え、この先は昇格訓練も待っています。仲良く支え合っていければと思います!」

最後に、これからパイロットと恋をするかもしれない人へ
🧴 ミサキ「大変なこともあるけど、毎日がちょっと非日常で楽しいです。恋も、仕事も、楽しんで欲しいです。」
✈️ ユウタ「一緒に空を見上げられるような、そんな関係が一番だと思います。仕事はとにかく不規則だしスケジュールが変わることも多いです。そこを理解してくれる彼女にとても感謝しています。」
恋愛の操縦桿は、ふたりで握ってこそ。少し揺れても、目的地が同じならきっと大丈夫。
地上と空を行き来する恋、あなたも楽しんでみてはいかがですか?